カテゴリ:映画・ドラマ( 27 )

10.マンチェスター・バイ・ザ・シー

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出演:ケイシー・アフレック、ミッシェル・ウィリアムス、カイル・チャンドラー、ルーカス・ヘッジズ
監督:ケネス・ロナーガン
プロデュース:マット・デイモン
映画館:シネスイッチ銀座 6月9日(金)レディースデイ


本年度のアカデミー賞で主演男優賞と脚本賞受賞を受賞し、他の賞でも数々のノミネートを受賞した話題の作品だけに、かなり興味を持って観てきました。
一生戻らないと決めて故郷の町を出た主人公が、兄の死をきっかけに戻らざるを得なくなった時の心の葛藤が丁寧に描かれていて、なぜ町を出たのかその悲しい理由と、彼を取り巻く人の人間愛と、少しの希望とが静かな感動につながる映画でした。

ボストンの郊外で便利屋をしているリー(ケイシー・アフレック)は、この先の人生になんの目標も希望もなく、ただ黙々と日々を過ごしている。
仕事はどんなことでもこなすが、あまりに愛想のない様子で、アパートの客ともめ事を起こすこともしばしば。。。
「F」のつく言葉でアパートの住人や雇い主の管理人とも怒鳴り合う。
住まいは殺風景な半地下の部屋。ろくな生活をしていないことがよくわかる。

ある日、兄が亡くなったとの連絡を受け、故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーに戻っていく。
病院での彼の様子に、離れていても兄のことは慕っていたことが伝わってくる。
たった一人の理解者がいなくなってしまった悲しみと、そしてまた一人残された甥パトリックの後見人になるという現実に戸惑うリー。

映像は、数年前の、漁師である兄とまだ小さい甥と3人で、兄の船で釣りをしながら楽しんでいる様子や、リーの家族(妻と幼い娘2人、赤ん坊の息子)との会話などがところどころに映し出され、幸せそうな彼と現在の彼のあまりのギャップに、一体どんなことが起きたのだろうと不安になる。

一方、兄の忘れ形見の甥っ子は、いかにもアメリカのティーンエイジャー。
もっぱらの興味は、アイスホッケーと女の子と音楽。2人の女の子と同時に付き合いながら、悪びれる様子もない。
この”いかにも”という感じが、なんかユーモアがあって笑ってしまう。
そんな彼も、実は父を亡くした悲しみの塊が胸の中にあって、ふとした時にこみあげては爆発してしまう。

町に戻りたくなかったリーと、父を亡くしたパトリックが、色々なことが片付くまでの同居生活の最中にお互いの気持ちをぶつけ合うことで少しずつ歩み寄っていくのだが...

リーが町を出ることになるその理由がなんとも痛ましい事故だったことが、回想シーンで明らかになってくる。
それは、リーが自宅に大勢の仲間を呼んで酒にドラッグにと真夜中まで大騒ぎをした挙句、皆が帰った後に一人コンビニエンスストアまで買い物に行っている間に火事が起きてしまうのである。
戻ってきたときには、自宅は業火に包まれ、妻が「子供を助けて!」と泣き叫んでいる。
子供部屋が寒いからと暖炉に火をくべたまま、薪のストッパーをせずに出かけてしまったことが原因だった。火事は幼い子供3人の命を奪い去ってしまう。

その後、憔悴しきった様子で警察署で事情聴取を受け、「誰もが起こしうる不注意のせいなのだから自分を責めるな」となだめられても、自分自身を許せないリーが取った行動は、警官の拳銃を奪って自分の頭に向けて引鉄を引こうとする。複数の警察官に取り押さえられて未然に防ぐことはできたのだが、このシーンはかなり胸が痛かった。

描かれてはいなかったが、きっと子供を失い半狂乱になった妻からもありとあらゆる言葉で責め立てられたであろうことが想像できる。その後、兄や兄の友人がリーを気遣うのだが、彼はどんどん心を閉ざしていき、結局町を出ていくのである。

時が経って、再会した元妻も、再婚し子供が産まれたことで、リーのことを許せるようになり、あの頃の自分の態度を謝罪する。兄の親友もリーのことを気遣い、労わりの言葉をかけてくれる。
しかし、時が経っても、心の傷を癒すことはできず、甥の後見人になることも放棄して、ボストンに帰っていくことになる。

ただ、甥とのかかわり、兄の思い、元妻や兄の親友とのかかわりの中で、少しずつ心を開くことができ、殺風景だった半地下の部屋に甥が遊びに来られるよう家具を揃えるよ、と告げたことが、これからの彼の人生に小さな灯りがともったようで少しほっとした。
「癒えない傷も、忘れられない痛みも。その心ごと、生きていく。」
そう決心したリーの幸せを祈って。。。
重たいテーマの映画でしたが、見ごたえがありました。

最後に、この難しい役を見事に好演した主役のケイシー・アフレック(ベン・アフレックの弟)は、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞ほか各賞の主演男優賞を独占したそうです。

・・・naomi・・・







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by naomichan_2 | 2017-07-17 22:44 | 映画・ドラマ | Comments(3)

9.光をくれた人

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出演:マイケル・ファスベンダー、アリシア・ヴィキャンデル、レイチェル・ワイズ
監督:デレク・シアン
映画館:シネマイクスピアリ 6月7日(水)レディースデー

この映画を見たのが1か月以上前
今思うと、この映画の記事を書くのに躊躇してしまい、その後のブログアップが止まってしまいました。
時期が過ぎてしまうと何を躊躇していたのかも忘れてしまいましたが...(笑)
「世界中が涙したラブストーリー」といううたい文句に、期待値が高すぎたからかな...?

悪くはない映画でした。
が、あまりに「作られた話」すぎて(映画なんだから当たり前なんですが)あまり共感できないまま見終わりました。

~思いっきりネタバレです~

第二次世界大戦後、戦争から復員してきたトム(マイケル・ファスベンダー)が志願したのが、孤島にある灯台守。
絶海の孤島であるその島に住む人は自分以外に一人もおらず、仕事は灯台のメンテナンスと毎夜灯りを照らすこと。
前任者は、あまりの孤独に耐え切れず精神的な病を患い入院してしまい、その後任としてやってきた。

戦争の体験以上に悪いことはないということなのか、ただ淡々と寡黙な様子のトムに対して、灯台守の世話役となる家族の一人娘イザベル(アリシア・ヴィキャンデル)は、若くて美しく快活な女性である。
彼女も二人の兄を戦争で亡くしていて、自分の生き方を模索しているところであった。
二人は手紙をやり取りするうちにお互い惹かれ合うようになり、結婚をし、孤島で暮らし始め、そして子を身籠る。

この島の自然の描写はとても美しく、そしてとても厳しい。
あるひどい嵐の夜、トムは灯台の様子を見るために出かけていく。トムを見送った後、嵐の激しさはどんどん増してくる。
そんな時イザベルを激痛が襲う。必死にトムを呼ぶのだが当然聞こえるわけもなく、あまりの苦しさにトムのいる灯台まで後を追うイザベル。外の階段を這うように昇っていくイザベルを激しい雨と風が打ち付ける。
しっかりと閉じられた灯台の扉を叩くのだが、風と雨の轟音でかき消されトムには全く聞こえない。
一方、トムは家の窓に灯るあかりを見ながらイザベルのことを想っている。
嵐が止んだ次の日の朝、灯台を出ようとして扉の前に倒れているイザベルに気づいて驚愕するトム。。。

あの嵐の中を出ていけば当然こうなるだろうし、自分だったらどうしただろう。
う~ん、まず、医者もいない孤島についていくとは言わないだろうなあ。

こんな風に最初の子供を失い、2度目の子供も流産してしまう。
傷心のためふさぎ込むイザベルとトムのもとに、ある日、小さなボートが流れつく。
その中にはすでに亡くなっている男性と、産まれて間もない泣き声を上げる女の赤ちゃんがいた。
(なぜ赤ちゃんだけが無事なのか?)

届け出ないといけないと主張するトムだが、自分の子供の代わりにその子を育てたいというイザベルの強い願いに負けて、自分たちの子供と偽って育て始める。

ルーシーと名をつけたその子がすくすくと可愛らしく育った2年後、あることがきっかけで、トムは本当の母親ハナ(レイチェル・ワイズ)の存在を知ってしまう。
ハナは街の資産家の娘で(その家族にもドラマがあるのだが)、子供はきっと生きていると必死に思い続けるハナの姿を目にして、罪悪感にかられたトムは「あなたの子供は大切に育てられている」と匿名の手紙を送ってしまう。

さらに2年後、警察によって二人と子供は引き離され、一人で責任を負ったトムは投獄されてしまう。
ルーシーと会うことを禁止され、悲しみに暮れるイザベル。そしてそのきっかけを作ったのがトムだと知り、深く傷つき、トムを絶対に許さないと頑なになる。

一方、本当の母親にまったく懐くことはなく、ママ(イザベル)を想って泣くルーシーを前に途方に暮れるハナが、子供の幸せを思いイザベルにある取引をする。
ルーシーかトムか、選択を迫られたイザベルが取った行動とは...


産みの親と育ての親の葛藤と、その事情を知らない子供の感情。
ちょうどそのころテレビでは「母になる」というドラマを放映していて、沢尻エリカと小池栄子の共演が話題を呼んでいました。
子供は純粋に自分に愛情を注いでくれる「母」を慕っており、葛藤しているの母親たちの間で「どうしてお母さんが二人いたらいけないの?」という子供のせりふがこの問題のテーマとして深みを与えているのだと思うのですが、自分に子供がいたならばもう少し実感をもって映画もドラマも見ることができたんだろうなというのが本当のところの感想です。

・・・naomi・・・










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by naomichan_2 | 2017-07-16 14:02 | 映画・ドラマ | Comments(0)

8.モアナと伝説の海

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吹き替え:屋比久知奈(モアナ)、尾上松也(半神マウイ)、夏木マリ(タラおばあちゃん)ほか
映画館:シネマイクスピアリ

以前、映画館で予告編を見たときに、映像の綺麗さに惹かれ、ずっと気になっていた映画です。
字幕版を見るつもりでしたが、イクスピアリではもう吹き替え版のみでした。
でも、正解でした。キャストの声、歌、すべてがぴったりです。

ストーリーは、モアナという16歳の少女が島の危機を救うため、大海原に漕ぎだしていく冒険もの(ものすごくザックリ言うと)。

海や空や島など自然の描写がとても美しく、また、モアナやマウイの(白人ではない)肌の質感がとてもリアルで、実写を見ている錯覚にもおちいります。

モアナが歌うメインテーマが随所で場面を盛り上げてくれるし、ベビーモアナのかわいらしい場面、マウイとのコミカルなやり取りの場面、タラおばあちゃんとのほろっと涙する場面、ココナツの海賊たちとの戦いの場面、マグマの怪物との迫力ある戦いの場面、エンディングでの島の人たちと海に漕ぎだしていく場面などワクワクする場面が盛りだくさん、息をもつかせぬ展開で、爽快感たっぷりの満足のいく映画でした。

・・・naomi・・・




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by naomichan_2 | 2017-05-18 01:22 | 映画・ドラマ | Comments(4)

7.美女と野獣

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出演:エマ・ワトソン、ダン・スティーヴンス、ケヴィン・クライン、イアン・マッケランほか
映画館:シネマイクスピアリ

ロードショー初日、basiaさんと一緒に観てきました。
ぎりぎりに駆けつけたので、席は前から2列目。

むか~し昔、「トップ・ガン」を最前列の端の席しか空いておらず、仕方なくそこで見たときに、首が痛くて、トム・クルーズの腕がやたらに太く見えたことしか印象に残らなかったことを思い出し、あきらめようかとも思ったのですが、basiaさんの決意に促されて(笑)見ることにしました。

でも、かえって画面から近いことで、大迫力。
まるでその景色の中に入り込んでいるかのような体験もできて、それはそれで楽しかったです。

あまりにも有名で、アニメーションでもお馴染みの「美女と野獣」をディズニーが完全実写化。
公開前から話題でしたが、実に素晴らしい映画でした。

冒頭は、野獣に変えられてしまう前の王子が、たくさんの花嫁候補たちと踊る舞踏会。
煌びやかな世界、音楽に圧倒され、あっという間に映画の中に引き込まれてしまいます。

そして、老婆に化けた魔女に呪いをかけられ野獣となってしまう王子と骨董品に変えられてしまった人たち。
薔薇の花の最後のひとひらが落ちる前に、本当の愛を得ることができないと永遠に呪いを解くことができない。
煌びやかだった城が、廃墟となり、どんどんと暗く、森の奥深くに沈み込んで、人々の記憶からも忘れ去られていく。

もうわずかしか残っていない花びらに、絶望する野獣と骨董品たちの前に現れた美しい娘ベル。
初めは野獣を恐れ、憤るベルが、次第に心を通わせていき、野獣の表情もどんどん優しく変化していくのが微笑ましい。

しかし、あと少しというところで、父の身の上を案ずるベルを村に帰してしまう。
遠ざかっていくベルを見送りながら、野獣が切ない心を歌い上げる。
その歌「Evermore~ひそかな夢~」が私は一番気に入りました。

ちょっと話はそれますが、
大好きなミュージカル「オペラ座の怪人」の中で、怪人がクリスティーヌを想って歌う「The Music of the Night」に通じるものがあって、胸がジーンと熱くなります。

話を戻すと、これまでは描かれなかった、ベルの両親の悲しい過去の物語や王子を野獣に変えてしまった魔女の話。
骨董品に変えられてしまったミセス・ポットと記憶を亡くした村人のミスター・ポット。
ガストンとその相棒ル・フウのでこぼこやり取り。
ストーリーに膨らみがあって2時間19分があっという間に感じられました。

そして、ミュージカル映画の王道らしく、楽曲が素晴らしい。
お馴染みの「Beauty and the Beast」「Be Our Guest」はもちろん。
ある意味圧巻だったのは「強いぞ、ガストン」狭い酒場の中で、大盛り上がりで暴れまくるガストンのドヤ顔が憎たらしくて可笑しい。

そして、ベル役のエマ・ワトソンが歌う「Belle~朝の風景~」と「How Does A Moment Last Forever ~愛の芽生え~」。
あの「ハリーポッター」のハーマイオニーがすっかり美しく素敵なお嬢さんに成長し、生き生きと歌っている姿に感心。
今回の出演のためにトレーニングを重ねたとのこと。
特に、「Belle~朝の風景~」は「サウンド・オブ・ミュージック」のオープニングのようにさわやかな歌です。

ストーリーは、終盤に向けてガストンと野獣の戦いが繰り広げられる。
ガストンによって重傷を負わされた野獣が息を引き取るとともに、最後の花びらも散り、骨董品たちも次第に動けなくなっていく、辛く悲しい場面。

ベルの必死の叫びに魔女の呪いが解けて野獣に、骨董品たちに、廃墟となった城に光が満ちていく。
この場面に、自然と涙があふれて次から次へと流れてきました。

エンドロールでもう一度「Evermore~ひそかな夢~」を聞くことができて大満足し、見終わったときの清々しさが忘れられない映画でした。

今度は後ろの席で、もう一度見てこようかな(笑)

・・・naomi・・・









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by naomichan_2 | 2017-04-23 19:38 | 映画・ドラマ | Comments(2)

6.パッセンジャー

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出演:ジェニファー・ローレンス、クリス・プラット、マイケル・シーン、ローレンス・フィッシュバーン
監督:モルテン ティルドゥム
映画館:シネマイクスピアリ

「乗客5000人 目的地まで120年 90年も早く 2人だけが目覚めた 理由は1つーー。」

予告編を見て気になっていた映画です。
冬眠しながら120年後の移住先の星に向かっている宇宙船の中で
二人の男女が目覚めてしまう。
目的地まではまだ90年。
宇宙船の中で人生を終えることが確実になってしまった二人の運命は。。。

想像していた以上に面白くて、そして奥が深い内容でした。

そしてまた、宇宙を進んでいく宇宙船の映像が素晴らしく、
「宇宙」って本当にこんな風になっているのだろうなぁと
なんだか実感してしまう美しさなのです。

~ここから先はネタバレもあります~

冬眠ポッドの事故により始めに目覚めてしまうジム(クリス・プラット)は、
120年の旅の途中で、まだ30年しか経っておらず、あと90年経たないと目的地には到着しないという事実に絶望する。

広い宇宙船の中には5000人の乗客と270人のクルーが眠っている。
けれど、その中で起きているのはたった一人。

話し相手はアンドロイドのバーテンダー、アーサー(マイケル・シーン)だけ。

孤独と絶望に耐え切れず、宇宙船の外に身を投げ出してしまおうともするのだが、
最後の最後で踏みとどまる。。。

残りの何十年という生涯をたった一人で送らなくてはならないという事実が胸に迫ってきます。
もちろんそんな状況に陥ることは今の自分にはあり得ないことと思うのですが
もし、そんなことになったら、、、自分だったらどうするだろう、、、想像もできません。

1年の時が過ぎ、ジムはある行動をとります。

そして次に目覚めてしまう女性オーロラ(ジェニファー・ローレンス)は、
最初にジムがとった行動と同じようにパニックに陥る。

徐々に落ち着きを取り戻し、あきらめとともに、
唯一同じ状況を共有するジムと日々を暮らしていくうちに惹かれていくようになる。

穏やかな時間が流れていき、ジムが自分で作った指輪を用意してオーロラにプロポーズをしようとしたとき、
オーロラはなぜ自分が目覚めたのかを知ってしまう。

一方、宇宙船には重大な事故が起きていた。
突然、停電になったり、重力安定装置が作動しなくなって無重力になったり、
ロボットが壊れたり、その頻度が日増しに増えていく。

ジムが目覚めてから2年後、
同じく冬眠ポッドの事故で目を覚ました甲板長のガス(ローレンス・フィッシュバーン)が、
宇宙船の深刻な状態を次々と修理していくのだが、原因を突き止める前に亡くなってしまう。

その後を託されたジムとオーロラは、宇宙船と5000人の乗客を救うために命がけの行動にでる。

・・・

88年後、宇宙船が無事目的地に近づいて、冬眠から目覚めたクルーたちが目にした光景は...
宇宙船の中いっぱいに枝を広げた大きな樹と緑の中で飛び回る小鳥たち。
まるで楽園のような風景に目を見張るクルーたちなのでした。



壮大なスケールの映画なのに、登場人物はたったの3人とアンドロイドが1人。
それだけに、究極の孤独という状況の中で、人間はどんな行動をとるのか。
倫理観はどうなるのか。

時間が経ては経つほど、奥が深いな...と感じさせてくれる映画でした。
家に帰って、先に見てきた妹と語っているうちにますます感動が広がってきました。
もう一度、改めてじっくり見てみたい映画です。

・・・naomi・・・






 









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by naomichan_2 | 2017-04-16 01:04 | 映画・ドラマ | Comments(2)

5.LA LA LAND

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主演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン
監督・脚本:デイミアン・チャゼル
映画館:シネマイクスピアリ

アカデミー賞最有力候補だった、評判の映画です。

売れないジャズピアニスト、セブ(ライアン・ゴズリング)とカフェで働く女優の卵、ミア(エマ・ストーン)のラブストーリー。歌もダンスもピアノ演奏も吹き替えなしの本格的なミュージカル映画です。

最初に見た「素晴らしきかな、人生」は、ニューヨーク・マンハッタンが舞台でしたが、こちらは、カリフォルニア・ロサンゼルス。
背景、色彩、服装、車、すべてが西海岸のスタイルです。

冒頭のシーンで、渋滞の車が列をなすハイウエイでのダンスと歌が楽しくて見ている者の気分を盛り上げます。

その後、オーディションに落ちまくるエマと、自分のスタイルで演奏したことで店をクビになるセブが出会って、いつしかひか惹かれ合い、恋人同士になる。その過程がとても素敵。特にグリフィス天文台でのデートのシーンは最初のクライマックスかな。

セブの夢は、いつか自分の店を持ち、思いっきり自分の演奏をするというものであったが、ミアとの生活のために趣旨の違うバンド活動を始めたころから二人の気持ちにすれ違いが生じてくる。

何度オーディションを受けても受からず、女優の夢をあきらめきれないミアは自分で脚本を書き、一人芝居を演じることに。
バンドの仕事でその舞台を見ることができなかったセブと、まばらな客席の上に終演後の酷評を耳にして絶望的になり、故郷に帰るエマ、喧嘩別れのようになってしまう二人。

数日後、セブのもとに「エマと連絡が取りたい。オーディションの話がある」という電話が入り、故郷までエマを迎えに行くセブ。無事にオーディションを受けることができ、結果を待つエマに、セブは自信を持てと優しく告げる。
受かれば1年近くパリに行くことになり、今度こそ本当の離れ離れになる二人。

「ずっと愛している」

この言葉から5年が経ち、大女優になったエマと、自分の店を持ち好きな演奏をすることができているセブ。
しかし、二人の再会はちょっと切なくて、ほろ苦い。

・・・でも、お互い夢を叶えて、別々だけれどもしっかりと自分の人生を歩んでいく・・・
何とも言えない結末でしたが、素敵な映画でした。


監督は、映画にリアリティを持たせるために、ワンシーンワンシーンを長回しで撮ったそうです。
そのため、ダンスも歌もピアノ演奏も吹き替えが利かないため、ライアン・ゴズリングはピアノを特訓したそうです。
全編を通して流れるテーマ曲(セブの弾くピアノ曲)は、時にしっとりと、時に力強く、耳に残る美しい曲です。


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映画の後はおなじみ「ホノルルコーヒー」のパンケーキ067.gifを食べながら
またまたbasiaさんと語り合いです。
季節限定のオレンジパンケーキ。二人でシェアして食べました。
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さてさて、久しぶりに映画の2本立て。
どちらもハリウッド映画の大作です。

1本目は、全編重たくて、最後はハッピーエンド。
2本目は、王道のラブストーリー、そして最後はちょっぴり切なくほろ苦い。

じっくりと映画を味わうことができました。

basiaさん、お声をかけてくれてどうもありがとう~~!
感謝です。

・・・naomi・・・






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by naomichan_2 | 2017-03-04 23:28 | 映画・ドラマ | Comments(4)

4. 素晴らしきかな、人生

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原題:Collateral Beauty ~幸せのおまけ~
出演:ウィル・スミス、エドワード・ノートン、ケイト・ウィンスレット 他
映画館:シネマイクスピアリ

今日はbasiaさん映画の2本立てです。

最初に見たのが、「素晴らしきかな、人生」

実は内容をよく知らず、タイトルとカバー写真からもう少し気楽な映画を想像していたので
本編を見終わった時にこの邦題がどうもしっくりこなくて、原題がとても気になりました。

エンドロールの最後に映し出されたのが「Collateral Beauty」

意味がよくわからず、サイトを色々検索していたら、
映画の中で「幸せのおまけ」と訳されていたという記事を見つけ
ようやく腑に落ちたというのが今の感想です。
ただ、これは、映画を観ていないとちょっと伝わらないですね。。。

ストーリーは、
飛ぶ鳥を落とす勢いの広告代理店の経営者ハワード(ウィル・スミス)が、最愛の娘を亡くしてから、何事にも無気力で、同僚と会話をすることもなく、会社の経営も日に日に悪くなっていく。

彼を心配し、一方で、経営を立ち直らせるために会社を売却するしかないと考える、共同経営者のホイット(エドワード・ノートン)、古くからの同僚クレア(ケイト・ウィンスレット)、サイモン(マイケル・ペーニャ)の3人が、これもまた3人の劇団員(キーラ・ナイトレイ、ジェイコブ・ラティモア、ヘレン・ミレンとある取引をする。

劇団員それぞれが、「愛」「時間」「死」という役割でハワードと関わることになるのですが、、、

この3つの単語は物語のキーワードになっていて、もともとはハワードから発せられた単語なのですが、実は取引を持ち掛けた同僚たちも、それぞれの人生がこの単語と深く結びついていることが次第にわかってくるのです。

どん底だったハワードの人生に再びあかりが灯されるのは物語のラスト。
同僚たちの想いもよそに、一向にハワードの虚しさ、重苦しさが払われないストーリーに、一体どう決着がつくのか全く先が見えない映画でした。
ただ、一人一人が主役級の豪華なキャストの競演はとても見ごたえがありました。

ハワードを助けようとする劇団員の3人は果たして何者なのか...
助けようとしたのはハワードだけなのか...
そして、劇団員とは別にハワードと関わっていた女性は実は...にびっくり。

映画を見終わってすぐに、basiaさんと感想を言い合えたのがよかったです。
お互いに感じたことを確認しながら、もう一度見てみたくなりました。


2本目の映画を観る前に、ランチです。
イクスピアリに新しくできたメキシカンダイナー「GUZMAN Y GOMEZ」で
ケサディーヤをいただきました。
ちょっと食べにくかったけど、味はgood049.gif
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さてさて、2本目の映画に続きます~。

・・・naomi・・・







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by naomichan_2 | 2017-03-04 20:50 | 映画・ドラマ | Comments(2)

3.マリアンヌ

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主演:ブラッド・ピット,マリオン・コティヤール
監督:ロバート・ゼメキス
映画館:シネマ・イクスピアリ


久しぶりに元祖二枚目俳優のブラッド ピットを堪能してきました。
(basiaさんも書かれていましたが、このチラシのブラピはちょっといけていませんね…)

ストーリーの最初の山場は、
第二次世界大戦中、モロッコのカサブランカで、スパイとしてドイツ大使の暗殺を企て、実行するまで。
命がけで作戦を遂行していくシーンは、ドキドキして思わず手に力が入りました。

ここではマリアンヌと共にフランス人夫婦を演じるのですが、
この二人の息がぴったり合って、スリル感も味わいながらのラブストーリーに胸が熱くなります。

二人の装いも最高に素敵。
マリアンヌ役のマリオン・コティヤールの妖艶な美しさに、
「風と共に去りぬ」のスカーレット(ヴィヴィアン・リー)を思い出しました。
そして、ブラピは、やっぱりスーツが似合います。
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あと、夜、屋上で過ごす夫を演じる時のブラピも素敵。
スーツもよいけれど、こちらも捨てがたい016.gif
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               (こちらの写真はWebサイトより)

そして、ストーリーのもう一つの山場。
無事ミッション終了後、結婚することになる二人。
戦時中とはいえ、子供も生まれ、愛する家族と共に幸せに暮らしていたのですが...

ここで話が急展開。
マリアンヌに二重スパイの疑惑が浮上するのです

愛する妻を信じ、疑惑を晴らすため自ら危険な場所に赴いて情報を集める夫。
しかし、あまりに過酷な事実を突き付けられ、
二人が出した結果は...
そして最後に、愛する夫と子供のためにマリアンヌが選んだことは...

前半とはガラッと変わって、
苦悩するブラピの憔悴しきった様子もまた何とも言えずかっこよく、
とても切ない内容でしたが、王道のラブストーリーに涙してきました。

・・・naomi・・・

この映画の共演をきっかけに
アンジェリーナ・ジョリーとの離婚話が持ち上がったとか...
う~ん、この二人の演技を見ているとわかるような気もします...
それだけの理由ではないとは思いますがね。

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by naomichan_2 | 2017-02-23 01:41 | 映画・ドラマ | Comments(7)

2. この世界の片隅に

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声:のん
監督:片渕須直
原作:こうの史代
映画館:丸の内TOEI

とても評判が良いと聞いて、見てみたかった映画です。
でも、「戦争もの」は、ちょっと苦手。
素朴な絵柄から、「はだしのゲン」とか「火垂るの墓」をイメージしてしまい、
二の足を踏んでいました。

ところが、ただの「戦争もの」ではありませんでした。
舞台は広島・呉。
原子爆弾を落とされた町と東洋一の軍港と呼ばれた町。
話の始まりは、太平洋戦争が始まる前の、のどかな、平和な時代。
少しずつ戦争の影が忍び寄る時代の中で、すずという普通の女の子~女性が
明るく、たくましく、生きていく姿に心が洗われる気がしました。

今でこそ、あの戦争でどんなことが起きたのか、事実として記録され、伝えられてきていますが、
すずたちは、まさにその時代の中で、日々の暮らしを送り、翻弄され、生き抜いているのです。

食べるものがどんどんなくなっていく中で、小さな畑を耕して食料を補給したり
道端の野草を摘んで食べる工夫をしたり、玄米を思いっきりふやかして炊いてみたり、
また、着るものも、着物を裁断してもんぺを作ってみたり、、、
日常の暮らしが丁寧に丁寧に描かれていて、
あの悲惨な時代の中でも、こんな風な時間も流れていたんだなぁと
ほのぼの...ではないのですが、なんだかしみじみと幸せ感が伝わっても来ます。

ただ、やはり、戦火が激しさを増していく中で、すずの身の上にも
大変悲しい出来事も起きます。

「戦争」は愚かで、不幸の産物以外、何物でもありません。
その愚かさ、恐ろしさを切々と訴えかけられてきます。

でも、この映画は、たんなる「戦争もの」だけでは決してなく、
家族の愛、夫婦の愛、友人との愛、そして、人との出会い、
あとからあとからじんわりと心に染みてくる映画です。

最後に、主役のすずの声をのん(能年玲奈)ちゃんが演じているのですが、
これがまた、ぴったり。そして、本当に上手。
彼女の声で、癒され、励まされ、笑わされ、泣かされました。
それに、周りを固める声優さんたちも素晴らしいのです。

また、映画自体のテンポもよく、
なんだか、あの時代を、すずと一緒に生きてきたような気がした、あっという間の126分でした。

・・・naomi・・・









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by naomichan_2 | 2017-01-27 00:54 | 映画・ドラマ | Comments(4)

1. 海賊とよばれた男

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監督・脚本・VFX:山﨑 貴
主演:岡田准一
出演:吉岡秀隆、小林薫、野間口徹、染谷翔太、鈴木亮平、国村隼、
堤真一、近藤正臣、綾瀬はるか 他
映画館:イオンシネマ海浜幕張

今年1本目の映画です。
20代から90代までを演じきった岡田准一さん(もう、ジャニーズのV6の岡田君とは呼べません!)の演技力に圧倒されました。

太平洋戦争前、いずれは石炭から石油の時代が来ると見越し、
20代半ばで石油販売業界に乗り込んでいった国岡商店創業者 国岡鐡造(出光商会 出光佐三氏がモデル)

既得権が根付いている石油業界の中で、新参者の彼はなんとか販路を切り開くために
沖に出ているポンポン船に向かって「国岡商店」の旗をかざして船を漕ぎだし、直接海の上で燃料の油を売りに行くという奇策に出た。
その販売方法があまりに破天荒だったため「海賊」とよばれた男。

しかし、彼を「店主」と慕い、共に働く「店員」たちを家族として守り通していく姿勢に絆され
先見の明を持つ、前途ある人たちが続々と彼の周りに集まってくる。

敗戦後、GHQの無理難題にも自らが泥をかぶり、日本の大手の石油業界に仲間入りし成功したかに見えた途端、
今度はアメリカのメジャー(石油業界)から敵視され、石油が輸入できなくなり経営が破たんしそうになる。
そこでも奇想天外な発想、アメリカも手をこまねいていた「イラン」からの石油を買い付けてくるという切り札を出す。

しかし、当時イランの石油は大英帝国が覇権を握っており、他の国を排除し自らはイランから安く買い叩いていた。
イランの石油を積んだ他国の船は拿捕されるか、最悪撃沈される可能性もあった。
そこにタンカーを送り出すということは、決死の覚悟でなくてはならない。
船長(堤真一)にだけ、行き先を告げたときも、
「店主が行けというならそこに行くだけです」
という一言で、イランにタンカーを乗り付け、石油を積み込み、帰路においてイギリス海軍と一種触発の危機に陥るクライマックスシーンはその迫力に胸が熱くなりました。

日本に「石油」を運び込むこと。
それは、お金のためだけではない、日本人の誇りを守り抜くこと。
その信念の強さが彼とその周りの人たちを前に前にと推し進めている。

約2時間半の超大作でしたが、たいへん見ごたえがありました。

・・・naomi・・・








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by naomichan_2 | 2017-01-09 20:03 | 映画・ドラマ | Comments(7)


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