カテゴリ:映画・ドラマ( 25 )

5. 海よりもまだ深く

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出演 阿部 寛、樹木希林、真木ようこ、小林聡美 他
監督 是枝裕和
シネマイクスピアリにて

良多(阿部 寛)は、十数年前に一度だけ文学賞を取ったけれども、その後は鳴かず飛ばずの自称作家。
それでも夢はあきらめられずに、小説の題材を集めるためと言い訳しながら探偵事務所で働いている。

妻(真木よう子)に愛想をつかされ、離婚されてからも、未練たらたら。
毎月の養育費もろくに払えないのに、一人息子の真悟には嫌われたくなくて、(実際嫌われてはいないけど)見栄を張ってしまうダメ男。

そんな良多が頼りにしている母親(樹木希林)は、これもまた良多と同じダメ親父の旦那が亡くなった後
団地で気ままな一人暮らしをしている。

冒頭のシーン
良多の姉(小林聡美)が喪中はがきの宛名を書きながら、母親と二人で話している会話がなんとも「普通」で面白い。
ただ、この会話の中で何気なく出てきたあるものが、最後の最後に大事な役割を果たしているのです。この伏線、さすがです。

夢を追いきれずにくたびれた、ダメ親父、ダメ息子
「図体はでかいけれど、さえない、見栄っ張りだけど、優しい」
こんな役は本当に阿部 寛のはまり役だと思います。
実際、是枝監督も阿部 寛と樹木希林さんをイメージして脚本を書き下ろしたそうです。

物語は「なりたいものになれなかった大人たち」がテーマ。
実際に監督が子供のころから27年間暮らした団地が舞台です。

樹木希林さんは、以前はちょっと「あく」が強くてあまり好きな役者さんではなかったのですが、
先日の「あん」を観てからとても好きになった役者さんです。
お身体の具合はあまりよくないようですが、まだまだお元気で、たくさんいい映画に出演していただきたいと思います。

最後に、私が好きなシーンは
ベランダのプランターに植えられた「みかん」の木について交わされる良多と母親の会話です。

「なに、このでかい木」
「あんたが植えたみかん」
「これ、子供のころ俺が種を植えたやつ?」
「そうよ。 大きいばかりで花も実もならないのよね」
「なんだよ、それ」(ふてくされて)
「でも、なんかの役には立ってるのよね」
(正確ではありませんが)とても印象に残った会話です。

この後、家路につく良多をバス停まで送っていく姿に
どうしようもない息子だけれど実は心配で仕方ない、という母親の愛が伝わってくるシーンにちょっと胸が熱くなります。

夫婦の愛、親子の愛、兄弟の愛、友達への愛・・・人間の愛(思いやり)は「海よりもまだ深く」・・・
しみじみとする映画でした。

・・・naomi・・・
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by naomichan_2 | 2016-06-04 22:52 | 映画・ドラマ | Comments(4)

4. あん

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アンコール上映が決定したと知り、初日に見てきました。

・・・といっても、見たのは1週間前です。

感想を書こうにも、深すぎて、自分の拙い文章ではあの感動を書ききれないと思い、
アップするのをためらっていました。

実はこの映画、昨年5月に封切をしたときに見に行きたかったのですが・・・
「見に行かない?」と声をかけてもらっていたのですが・・・
約束を果たせなかったので、今回どうしても見に行きたかったのです。

で、じっくりと見てきました。

元ハンセン病患者の社会的立場と、人としての尊厳を深く描いた奥深いテーマで、
人間らしく生きていきたいと願う人が、心無い噂でその願いを絶たれてしまう悲しみ、
でも、一時でも人間らしく生きられたことに感謝しながら人生を終えていく姿に
心を締め付けられる思いがしました。

ただ重いだけではなく、
主人公たちや周りの人との心の触れ合い、会話の中に
ユーモラスな部分も描かれていて、くすっと笑ってしまう場面もたくさんありました。

訳ありのどら焼き屋の主人千太郎(永瀬正敏)さん、
アルバイトとして雇ってほしいとやってくる徳江(樹木希林)さん、
そして毎日学校の帰りにどら焼き屋にやってくる中学生ワカナ(内田伽羅)ちゃん
3人の絡みがとても自然で、おかしくて、悲しくて・・・

また、この映画には自然の「声」がたくさん響いています。
どら焼き屋の周りにある桜の木々、徳江さんが住んでいる場所の林、鳥の声・・・
それらの自然たちと会話する徳江さんの笑顔・・・

とても印象深い映画でした。
鑑賞する際の必需品はハンカチ(・・・では足りないかもしれません)です。

そうそう、この映画、樹木希林さんとそのお孫さんの伽羅ちゃんの共演も話題になりました。
伽羅ちゃんの目元がお父さんのもっくんに似ていて、やっぱり親子だなぁなんて思っちゃいました。

・・・naomi・・・
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by naomichan_2 | 2016-02-28 23:13 | 映画・ドラマ | Comments(8)

3. 黄金のアデーレ 名画の帰還

先週の土曜日(2月13日)にイオンシネマで見てきました。

昨年末にbasiaさんがブログでご紹介されて、気になっていた映画です。

「黄金のアデーレ 名画の帰還」(原題:Woman in Gold)
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1900年代初頭、クリムトにより描かれた
「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ」別名「黄金のアデーレ」
その名の通り、金箔を施した肖像画

映画の冒頭、金箔を一枚一枚丁寧に貼り付けていくシーンで、
モデルの美しさとともに、オーストリアの上流階級の豊かな時代が描かれているのですが、
その静けさが、その後に起きる悲劇を暗示させるようで、すこしドキドキしました。


モデルとなったアデーレ夫人の姪、マリア・アルトマンがこの物語の主人公です。

オーストリアの裕福な家庭に育ったマリアが
ナチスによって奪われ、戦後オーストリアの美術館に飾られている
伯母アデーレの肖像画を取り戻していく実話です。

オーストリアという国を相手に、若い弁護士ランドル・シェーンベルク(こちらもオーストリアからの移民の家系)とともに立ち向かうマリアは、そのときすでに82歳。

二度と足を踏み入れることはないと思っていたオーストリア、ウィーンでの返還要求は、
マリアの辛い過去の記憶を呼び覚ますことになります。

ナチスがオーストリアを併合し、ユダヤ人を迫害していく様は、
本当に重たく、悲しく、胸が痛くなります。

マリアとランドルは、8年もの年月をかけて絵画を取り戻すことに成功するのですが、
奇跡の奪還の裏に、家族を置いてアメリカに逃げてきたマリアの悲しみ、罪悪感が
観ているこちらにも響いてきて、涙が止まりませんでした。

観終わって、すっきり~というよりは、ズ~ンと胸に響いた映画でした。

・・・naomi・・・
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by naomichan_2 | 2016-02-20 23:35 | 映画・ドラマ | Comments(4)

2.「ニューヨーク眺めのいい部屋売ります」@シネマイクスピアリ

今年2本目の映画は
ニューヨーク眺めのいい部屋売ります」原題:5 flights up
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ブルックリンのアパートの5階に40年間暮らしてきた老夫婦(モーガン・フリーマン&ダイアン・キートン)が、部屋を売りに出すところから始まります。

この二人のキャストを見ただけで、「見に行きたい」と思った映画です。

新婚当初から住み慣れたその部屋は、イーストリバーに架かるウィリアムズバーグ橋やその先のマンハッタンが一望でき、屋上ではちょっとした家庭菜園もできる、まさに「眺めのいい部屋」
ただ一つの欠点は、エレベーターがないこと。。。

日課の散歩から帰ってきた夫(M.フリーマン)と愛犬(老犬ドロシー)が息を切らしながら階段を昇ってくるシーンや、姪の不動産エージェントのリリーが「ああ、私も年かしら、苦しい~、運動しなくちゃ~」と泣き言を言いながら昇ってくるシーンが可笑しくて、ちょっと身につまされて笑っちゃいました。

何を隠そう、我が家も築40年以上のエレベーターなしの5階建ての4階なのです~(笑)

夫の身体を心配した妻(D.キートン)が、エレベーターのある家に移ろうと決心し、夫を説き伏せて、内覧会を迎えようとしたときに...さあ!いろいろな出来事が起きてしまいます。

40年連れ添った夫婦。二人の出会い、反対された結婚、愛犬ドロシーとの出会い、様々な心模様がリアルに描かれていて、笑ったり、ほろっとしたり、温かくなったりできる映画でした。

妻は、こんなに大変な思いをしてまで、なぜ家を売りたいのか。。。
最後の二人の会話が心に残りました。

妻「あなたは100歳まで生きるわ」(だけど、階段の上り下りは大変でしょう)
夫「まだしばらくは大丈夫だよ。その時になったら考えればいいさ」
・・・



なんと、2週続けてbasiaさんと鑑賞です。
今回は、basiaさんのお庭「イクスピアリ」です。

それについては次回upします~。

・・・naomi・・・
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by naomichan_2 | 2016-02-03 00:12 | 映画・ドラマ | Comments(6)

1.「MEMORIES~追憶の剣~」@イオンモール幕張新都心

先日、イオンモール幕張新都心に行ってきました。

主目的は、イ・ビョンホン主演の映画「MEMORIES~追憶の剣~」を観ることです。
小・中学校の同窓生で、韓流通のbasiaさんが誘ってくれました。

映画の内容はbasiaさんにお任せするとして。。。

とにかく映像が美しく、役者一人一人の個性がしっかりと描かれていました。
愛と野望と正義と復讐を描いた、韓国映画らしい、
見ごたえのある映画でした。

久しぶりに主役を演じたビョンホンが
いい歳を重ねて、すっかり時代劇が様になる役者になっていましたし、
相手役の女優さん(チョン・ドヨン)もとても素敵でした。

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       写真は公式HPより


さて、映画が始まる前に
イオンモール幕張新都心の中を少し歩きました。

あいにくの曇り空と少し時間が早かったため、まだ人が少なく、ゆっくりと歩き回ることができました。
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映画の時間まで1時間ほどあったので立ち寄ったお店でモーニングをすることに。
「元町珈琲」
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映画を見終わって、お茶をしながらおしゃべりするために入ったお店
果物屋さんのフルーツカフェ「ル ヴェルジェ」

ル ヴェルジェ セットは、2人分でかなりお得なセット。
映画のチケットを提示するとさらに割引してくれました~。
キッシュやフルーツサンドイッチも季節のフルーツ「いちごタルト」も美味しく頂きました。
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おしゃべりに花が咲いて、いろいろ話しているうちに、
お互い忘れていた記憶を手繰り寄せていたらとんでもないことが分かったりして
映画の感想も吹っ飛ぶほどに爆笑してしまいました。
久しぶりに大笑いしたような気がします。

楽しく、あっという間の時間でした。
気が付いたら、駐車料金が無料になる6時間ぎりぎりになっていました(笑)

次はどんな時間が過ごせるかな~。
楽しみです。

・・・naomi・・・
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by naomichan_2 | 2016-01-26 01:15 | 映画・ドラマ | Comments(6)


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